昨日の続き

昨日のアレ書いて一日経ったら何がショックだったのかはっきりしてきた。やっぱ頭ン中で考えるだけでなくアウトプットすると考えがまとまる。一週間もグダグダしてないでさっさと書けばよかった。というわけでまとめるとこんなところらしい。

  • 自分としては、飲みに行く相手とは、一人の人間対一人の人間として接してきたつもりだった。
  • 外野は好きなこと言うが、実態は違うので、そんなことは疑う余地無く明らかなので、まともに取り合う必要がないと思っていた。
  • ところが当事者の一方からもその手の発言が出てしまったので、前提がガラガラと崩れてしまった。
  • 同時に、自分のしてきたことが、相手からすると、まさにそういう扱いだったのかもしれないという可能性に思い当たり、そこに無自覚であった自分がつくづく情けなくなった。

とこういう構造になっていたらしい。なんだろ、「傷つける性に傷つく人」構造と共通だと言ったら大袈裟過ぎますか。これもすごく気にかかってるテーマなんだけど、ヘビー過ぎて書けなくて先送りしてきた。

ま、でも今回の話は、やっぱり書いた方は悪気が無くて研究室公認の定番のギャグをうまいこと使ってみたってノリで書いてて、こっちが過剰反応してるだけで、なんか言ったら「馬鹿って言った奴が馬鹿」になるような気がしないでもない。

『ホストを求めています』

ネガティブな話。これこれこんなことがあって、どうも気持ちがすっきりしないのだけれど、それは第3者的に見て言いがかりに近いものなのか、それともそれなりに妥当な感情なのか、自分で判断出来ないので、誰か親切な人に教えてもらおうという趣旨のエントリです。

まず背景。とある教育機関のとある研究室に所属しておりまして、この時期は新入生が入って来るので学生達がお遊びの入った「研究室紹介」なる冊子を作ります。メンバー全員の紹介記事が載るのですが、一番下の学年の子達が作るので基本的には遠慮がちにしかし遊び心を込めてメンバーの実態を伝えようと頑張って文面を考えてくれます。

で、問題箇所。自分の分の紹介文なんですが、最後の締めの文章が「〜なホストを求めています」となってまして。色々とショックだったんですが、それがなんでショックなのか自分でも分からないまま1週間くらい頭がぐらんぐらんしてたんですが、まあそのままではまずいので一応整理して書き出すと以下のような理由になるようです。

  • そもそも当研究室で「ホスト」という表現はいきなり出てきたわけじゃなくて、とある口の悪い人@研究室主催行事のお客さんによる打ち上げの席での「ほんとにおいしいポジションにいるよね」「こんなに若いの侍らしてさ」「ホストクラブに行けば、ここで奢るくらいじゃすまないよ」発言から来てまして、このエピソードは非常にウケてその後何度も語られ、一同が共有するところになったわけです。
  • 正直そのときは面白くなかったんですが、お客さんの発言ですから相槌打ってたわけです。まあ相手が転進組で教員になったばかりで昨今教員をとりまく事情というのはかなりストレスフルなので、そういう事情の人から見ると年齢的にたいして違わないのに身分的には圧倒的に楽な立場*1である自分なんか見ると嫌味のひとつも言いたくなるのは仕方ないのかなというのもあって。
  • しかし高齢売れ残り女にホスト云々言うってことはイコール「お前なんか金を積まねば相手してもらえないのに」という暗喩を含んでいると思うのは被害妄想ですか。
  • まあ実態があまりにもかけ離れているから、気軽に言えたりギャグとして成立するってのもあるでしょうし。
  • で、うちのボスもこのギャグがたいへんお気に召したようで、ときどき使ってたんですよ。自分と誰かが飲みに行った次の日とかに、その相手の方に「smallpineのホストしてきたのか?」みたいな感じで。
  • そゆわけでホストという表現の使用に関しては公認状態だったわけです。ここまではあんま腹も立たなかった。
  • それが、くだんの冊子を見た途端、手がぶるぶると震えてしまってですね。その理由というのが自分でも分からなかったんですよ。
  • それまでのと今回ので一体なにが違うのかいうと、(もちろんふざけ半分なんだろうけど)「ホントにそう思われてるんだ」という実感につながったということですかね。外野ではなく対象者から言われてしまったことで。
  • で、この言葉が現実味を帯びた途端、「セクハラ加害者」であったり「若い性の搾取者」であったりするのかもしれない自分というものに思い至って、心構えが出来ていなかったので軽くパニックに陥ったのではないかと思います。
  • どっちかというと自負・自己認識の分野としては、注意深くそういう事態を避けてきたつもりなので、その辺のアイデンティティ崩壊の要素も絡んでますね。
  • しかしこれまで想定してきた男女間トラブルというのは、相手を加害者にしてしまうことを避けることであって、自分が加害者になることへの備えというのはまるで出来ていなかったのだと思いました。
  • いいかげん長いですね。しかもかなり歪んでいて、たった一言からここまで妄想するかってくらい妄想入ってますね。
  • 最初はほとんど思考がまとまらず、ただこの表現が不快だと思って伝えようと思ったんです。こういうの放っておくと来年以降も踏襲されちゃいそうなんで、来年以降の阻止だけ出来たら充分かなと思って。でもこれ書いた子達から見たら「ボスや来客は平気で言ってるのに、なんで自分達だと駄目なんだ」になるかと思ってぐるぐるしたわけです。そもそも一番最初の段階でストップをかけておかなかった自分が悪かったという自業自得ですね、はい。
  • ちなみに最初に思いたった通りに不快だと言いに行ったら、無邪気な「なんでですか?」って質問が必ず出ると思ったのですが*2、「高齢売れ残り女にホスト募集中と書くのは、君たちで言うと『彼女いない暦=年齢の童貞で、去年だけで3人の女性に振られました。こんな彼に愛の手を!』と書かれるようなものだよ」という回答を考えてました*3 *4
  • そもそもこの一言だけでこんなこと考えてるのがキモいっつーか、ただの冗談を一々深読みして一人赤くなったり青くなったりしているのがキモいんじゃボケ。本気でそういう関係とか妄想すんなババアのくせに。という感想も当然ありえますね。「馬鹿って言った奴が馬鹿」風に。
  • しかし本気でときどき分からなくなるんですが、今の研究室は学部の頃にいたところと比べても、見るからに明らかにクロだろうと思う事例でも誰一人おかしいと思わないことが多々あって、本気で自分の感覚が信じられなくなります。今回のはさすがにグレー〜シロだと思うのですが、もっと明らかにクロな事例でそういうことがあるので。

コメントしづらい話題だと思いますが、なるべく客観的な意見を聞かせて頂けると喜びます。

*1:不安定雇用とも言うのですが。

*2:本当に出るんですよ、全く邪気のない純粋な、おかげで言いに行ったこっちがひるむような「邪なことを考えた俺が悪かった!」と思わず謝ってしまいそうになるトーンの質問が。

*3:念のためですが、ここ笑うとこです。今日のはあまりにもユーモアがないので。

*4:しかし実は結構うまく喩えてあるんじゃないかと内心思っているのですが、過剰ですかね、やっぱり?

本当の自分に寄せてにトラバ頂きました。

自意識@私的日記

反応ありがとうございます。

なんだろ、正反対のことを言って失礼かもしれませんが、めちゃくちゃ自分があるような印象を受けました。大体、普通でない=普通という外界(他人)に頼らずに自分を保てるだけのなにかがあるというのは、めちゃくちゃ「自分がある側」寄りの人だと思うんです。本人にとっては、その本人の人生以外を生きていないから、そんなこと言われてもって感想になるかもしれませんが。自我が強すぎるから、他の人があんまり疑問に思わないようなことを考えてしまったり、子供のうちから自分の行為の意味なんてものを考えてしまったりするんじゃないかなと思います。それから、自分も、

http://d.hatena.ne.jp/smallpine/20061213
なんせ感覚が普通の人と激しくずれていて、世間一般の人々が怒りそうなシュチエーションでピンと来なくて、毎度々々「わたしは別に不愉快じゃない→しかし普通の人は不愉快であろう設問→不愉快であることを前提とした受け答え」なんて変換を施しているので、怒りどころが分からんのですよ。

こういうタイプの人間なので、そういう点では近いのかなと思いました。

あと読んでて思ったのはですね、自分がああいう風に思いはじめたのはやっぱり中学生くらいからだったなーと。大体その頃に基本線は出来て、その後はそんなに変わっていないような気がします。特に子供の頃との関連を意識していなかったのですが、文章を読んで思い出すきっかけになりました。有難うございました。

また他の人の感覚なども聞かせて頂ければ嬉しいです。

本当の自分に寄せて

ども。本当の自分なんて言い出すと失笑されることになっている今日この頃、みなさま如何お過ごしですか。

さて先日「本当の自分とは墓場まで持っていくもの」というようなことを書いたわけですが、果たしてこれは珍しい感覚なのか、それとも少なからず人間ってのはそういうものだという普遍的な感覚なのかを知りたくて書いてみます。なので、これを読んだ方それぞれの感覚などを教えて頂けるとたいへん嬉しく思います。


さて本題です。と言ってもごく短い簡単な話なんですが、私にとって本当の自分というのは、逃れようがなくここにあるもので、あまりにもはっきりしているので、一度もそれを表現する必要のないものでした。

さらに言うと、生来の自分の構成要素の中で、外に出しても差し支えないと自分が判断した部分に関しては、実際に表現して、表現した以上は外界からのレスポンスをもとに変化していきました。つまり、それらは混ざり合って渾然一体となり、どこが本来の姿か、それとも外に影響されて形成されたものか分からなくなっているのです。それに対して、外に出せないと判断した部分は、そのような影響を受けることなく、比較的オリジナルに近い形で自分の中に存在していることになります。ここに「本当の自分とは墓場まで持っていくもの」になる必然があります。本来は墓場まで持っていこうと思う要素もそうでない要素も両方持っていたのでしょうが、後者が変化した結果、前者だけが本当の自分という言葉に相応しいものとして抽出されていくのです。

本来、私はたいへん激しい人間です。しかしそれを隠したいと思っているし、隠すべきだと思っている。本当に激しい。あまりにも激しいのでそれを表現する必要が全くないくらい激しいのです。自分の中にある激しさに耐えられなくて出家したと言ったのは瀬戸内寂朝だったかと思いますが、そういった種類の激しさです。たとえ一度も表に現さなかったとしても、罪深いし、業が深いのです。そういう地に縛り付けられたような性質があります。こういうことを言うと他の女の人に怒られるでしょうけど、女としての性質とどうしても切り離せないものを感じます。

それは、突き詰めて考えると「私は赤ちゃんが産める!!」と叫ぶような激しさだと思うのですが、地に縛り付けられたという表現がぴったり来る。自分が何者でもなく自分でしかないという呪縛。色んな経歴や社会的立場やそういうものは全てかりそめで、最後には一個の生物である自分しかないという感覚が最初からある*1 *2


何を書こうとしていたのか段々忘れてきたので主題に戻りますが、本当の自分というものがこういうものであるという人はそれなりにいて人間とはそういうものなのか、やはり珍しくて、そういう心構えで生きていかなければならないのか知りたいという話でした。

追記

これ書いたら引かれるだろーなーと思いつつ書いたのですが、やっぱり案の定予定通り引かれてしまった気がする。まあ後半はドン引きされて当然と本人も思っておりますので*3、「逃れようがなくここにある」とか「あまりにもはっきりしているので、一度もそれを表現する必要のない」という感覚のところだけ切り出して教えて頂けると幸いです。というか、後半は、そこまで思わせぶりに書いといて、その「逃れようがない」「あまりにもはっきり」の内容を書かとかないとダメだろーと思って半ば義務的に書いただけなので。ドギツイ話だから印象に残ると思いますが*4、文章の主旨的にはこの部分は完全に蛇足です。

*1:一方で、男の人には、そういう確としたものが無くて、無いので社会的立場や自分を認める他者や、自分の存在価値を外に求めるところがある。男のプライドに相当するものが女にはない(レトリックとしてはあっても、実体はないと思う)のはそういうことで、何故男性は承認欲求が強いのかということも同じ根っこ。だから男を認めるのは女の役割というのは真理だと思います。これは完全に脱線ですが。

*2:というような本質論ぽいことを書きつつ、こういう言説がこれが当て嵌まらない人にとって追い詰めるような方向に作用することを懸念しています。これは極論の結果の一種のステロタイプではあると思いますが、この一種しか世に存在しないわけではないという程度のものです。

*3:こんなドロドロした奴には本人もドン引きです!

*4:読んだ方のトラウマにならないか心配です。昨今繊細な男性が多いので。← とか思ってんだったら書くなよ>自分。

美人○○

はてブ経由で美人という職業を読んだ。これと関連トラバから考えたことがあって、そのうち書こうと思うので備忘録。

  • 美人○○について。「たいしたことない」「どうせ嵩上げだろ」。大抵この2つがくっついて来る。前者は文章に出てくる松井さんへの反応がその通りで、後者は、本当ならそんなポジションにはいられない実力のくせに顔採用なんだろって言いたいパターン*1。もっと口が悪い人ははっきり「色仕掛け」と言う。元文章と重複してるけど、ここまではっきり書いてなかったので。
  • 美人のお仕事は「愛でられること」。この範囲から外れようとする人は反感を買う。
  • 不美人にとって「美しくなりたい」というのは「欠点を無くしたい」「弱点を無くしたい」に近い。欠点というのは、ここがもっとこうだったら良かったのに、という箇所のことで、弱点というのは、どんなに正しいことを言っても「ブス!」と言われたらそれ以上言い返せない(それでも言い返すと、内容に対してではなくブスと言われたことに対して言い返していると変換されてしまう)ステージに引きずり込まれる、理不尽だけど、そんな付け込み方をさせるのは他ならぬ自分自身のコンプレックスゆえであるという自業自得状態のこと*2。まあなんというか、つまり、ネガティブから逃げたいだけだ。
  • 強さと美しさと自分らしさ@みそじまえ => いろいろ触発された。前にエマ・トンプソンの美人論というのを考えたことがあるのだが、それと被るお話だった。そのうち書きたい。
  • 女性にとってはやっぱりナルが一番だと思う。ナルシズムのない人生なんてクリープのないコーヒー。あたりまえの化粧だの身繕い一つだってちょいとナルでも入ってないと、まともにできるもんじゃない。@ほにゃらか日記 => そうかー。自分の中のナルシズムを認められないから化粧が出来ないとかイチイチ思ってしまうわけだ。その通りかもしんない。しかしそれで連想したのだが、ある種の「本当の自分」話があって、本当の自分とは墓場まで持っていくものであるとかなんとか....これも近いうち書く。

*1:で、そういうのを全て受け入れた上で、それの何が悪いの?アタシには目的があるのよ、と言えるのが現代風のいい女で、受け入れられなくてぐだぐだしてしまうのが、所謂面倒くさい女だったり、早稲女や「理系女子(笑)」と言われてしまう人々だったりする....かもしれない。

*2:でもいまはそういうシチュでそういうこと言われたら「ギャフン」と同義だと思って以後沈黙していてよいのだと思うことにしました。つか、もはや洒落にならないので面と向かってそういうこと言う奴はいなくなった。

おひさです。留守の間どうだったかな?と思って、リンク元を見たら、こんなことになっていた。かなり微妙。つーか、検索でたどり着いたみなさんゴメンナサイな感じ。

追記

ぱっと見たら検索文字列が絶妙で面白かったので、ただ機械的にコピペして載せてしまったのですが、久しぶりの更新だったもので、はてなの自動トラバ機能のことをすっかり忘れていて、各所にトラバが飛んでしまいました。個別に言及もせずに一覧する記事で飛ばしてしまってすみませんでした。一度送信してしまったものは取り消せないし、いちいち出向いて謝罪を書いて回るのも鬱陶しかろうと思うので、ここにお詫びを記します。どうもお騒がせしました。

あと、個人IDの出るアンテナとrss関係は一律削除しました。非公開モードの方もいるかもしれないので。重ね重ねすみませんでした。

こっそり帰ってきました

どうしようなく、誰かに言っても解決しようもなく、かえって聞いた人を悲しませたり、不愉快にするような話

ああそうだ。そういうことなんだ。この言葉を読んだ日の個人的メモとして。